前回、Final Cutで背景透過の動画素材を作成する方法を解説しました。
今回は、無料版のDavinci Resolveを使って、背景透過の動画素材を作成する方法を解説していきます。
先にWindows版の解説、次にMac版の解説をしています。
Windows版のDavinci Resolveで背景透過素材を作成する方法
まず、Windows版で背景透過の動画素材を作成する方法です。
素材の元として、背景透過の情報が入ったPNGイメージを用意しました。
この素材を読み込んで、タイムラインに配置します。
一度「Fusion」画面に移動して、背景透過の情報(チェックの柄)が反映されていることを確認してください。
では、この背景透過を素材として書き出ししましょう。
「デリバー」画面に移動します。
以下のように設定してください。
フォーマット:QuickTime
コーデック:DNxHR
種類:DNxHR 444 12-bit
そして一番重要な「アルファを書き出し」にチェックを入れてください。
この「アルファを書き出し」というのが「透明という情報を書き出す」という意味になります。
あとはレンダーキューに追加して書き出ししましょう。
書き出されたファイルは「mov」の拡張子を持った動画ファイルになります。
書き出しできた動画ファイルを、別の動画の上に合成すれば、背景が透過してちゃんとした素材になっています。
Mac版のDavinci Resolveで背景透過素材を作成する方法
次に、Mac版で背景透過の動画素材を作成する方法です。
素材の元として、背景透過の情報が入ったPNGイメージを用意しました。
この素材を読み込んで、タイムラインに配置します。
一度「Fusion」画面に移動して、背景透過の情報(チェックの柄)が反映されていることを確認してください。
では、この背景透過を素材として書き出ししましょう。
「デリバー」画面に移動します。
以下のように設定してください。
フォーマット:QuickTime
コーデック:Apple ProRes
種類:Apple ProRes 4444
そして一番重要な「アルファを書き出し」にチェックを入れてください。
この「アルファを書き出し」というのが「透明という情報を書き出す」という意味になります。
あとはレンダーキューに追加して書き出ししましょう。
書き出されたファイルは「mov」の拡張子を持った動画ファイルになります。
書き出しできた動画ファイルを、別の動画の上に合成すれば、背景が透過してちゃんとした素材になっています。
Davinci Resolveの使い方まとめ
今回のポイントをまとめると、
- Windows版の場合は、コーデックをDNxHRにする
- Mac版の場合は、コーデックをApple ProResにする
- 「アルファを書き出し」にチェックを入れる
というところですね。
左手デバイスを使うと編集が高速でできるようになるのでおすすめです。