わたしは仕事で動画編集をすることもあるのですが、例えばYouTubeのエンディングなど、同じ素材を使い回すことってよくあると思います。
この場合、メインの映像は毎回違って、エンディングのメッセージだけ共通なので、背景を透過させた素材を作る必要があるわけです。
その作り方です。
この記事に関連して、背景を消す方法を解説しました。
Final Cutで背景を透過させるプロジェクト
通常の動画では「H.264」などのコーデックを使いますが、この通常のコーデックには「透過(アルファチャンネル)」の情報がありません。Final Cutであれば、ProResというコーデックが使えるので、透過する情報の入った映像を作ることができます。
新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトの「レンダリング」を「Apple ProRes 4444」にします。
この設定のプロジェクトで、背景を透過させた素材を作っていきます。
例えばこんな感じですね。
黒の部分には、何の要素も入っていないので、ここを透明にして書き出しがしたいわけです。
Final Cutで背景を透過させた素材を書き出す
プロジェクトで素材を作ったら、後は書き出すだけです。
「プロジェクトの共有>ファイルを書き出す」を選択します。
「設定」をクリックして「Apple ProRes 4444」になっていることを確認します。
後は「次へ」でファイル名を決めれば、背景が透過された素材が書き出されます。
実際の動画編集で使ってみると、このように透過されています。
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