わたしはFinal CutとPhotoshopを使ってYouTubeを収益化して、今ではディレクターとして活動しています。
この記事ではFinal Cutでスローモーションの動画を編集していく方法を解説していきます。
Final Cut Proでスローモーションの動画編集をする
この動画をスローモーションにしていきます。
スローモーションの開始と終了の位置で動画を分割します。
分割(ブレード)は「Command+B」で動画を分割する操作です。
分割(Bunkatsu)の「B」だから「Command+B」と覚えてしまいましょう。
Final Cutを使うなら、このショートカットで全てのカット編集ができるくらいよく使うショートカットです。
次は分割した動画部分をクリックで選択して、「変更>リタイミング>リタイミングエディタを表示」を選択します。
このリタイミングエディタで動画をスローモーションにすることができます。
キーボードショートカットだと「Command+R」でリタイミングエディタを表示することができます。
リタイミングの「R」ということで覚えてしまいましょう。
スローにする操作は簡単です。
リタイミングエディタの緑の棒を、横に伸ばすと伸ばした分だけゆっくりになります。
これでスローモーションができました。
Final Cut ProのAI機能でスローモーション動画を作成する
ここまで解説したように、リタイミングエディタでスローモーションにすることができますが、カクカクした動きになっていると思います。
Final Cutがバージョン10.8にアップデートされて、AI技術を使ったフレーム補完ができるようになりました。
カクカクした動きの隙間を埋めて、スムーズなスローモーション動画を作成できます。
ただし、MシリーズのAppleシリコンのMacでしかできません。
以下で解説していきます。
リタイミングエディタを表示したら、エディタをクリックして「スローモーションをスムージング>50%」を選択します。
すると「機械学習型オプティカルフローを解析中…」と表示され、スローモーションのフレーム補完が行われます。
フレーム補完が完了すると、スムーズなスローモーション動画を書き出しできます。
比較してみると、スローモーションがスムーズになっていることがわかると思います。
このAI技術を使ってスローモーションをスムーズにする機能はかなりすごくて、まだ他の動画編集アプリでここまでできるアプリはありません。
せっかくFinal Cut Proを使っているのですから、有効に活用していきたいですね。
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