わたしはYouTubeの収益化を担当して今はディレクターをしています。
動画編集担当に動画の編集を依頼するのですが、最近ではFilmoraを使う動画編集者も増えてきました。
ここではWindows版のFilmoraについてプロジェクトの設定を解説していきます。
Mac版でも操作は一緒です。
- FilmoraでYouTube動画を作成するときのプロジェクト設定
- Filmoraのプロジェクト設定の確認画面を解説
- Filmoraで縦動画を編集するためのプロジェクト設定
- Wondershare Filmoraの使い方まとめ
FilmoraでYouTube動画を作成するときのプロジェクト設定
Filmoraを開くとこのような画面が出てくると思います。
この画面ではとりあえず「新しいプロジェクト」をクリックしましょう。
プロジェクトって最初は何かわからないと思いますが、プロジェクト=1本の動画と考えれば大きな間違いはありません。
ファイルメニューの「プロジェクト設定」でプロジェクトの設定を確認します。
Windows版はフレームレートが「25fps」になっていたら「30fps」へ変更しておきましょう。
Mac版の場合は最初から30fpsになっていると思います。
最近ではいろいろな動画サイトで30fpsが主流になっています。
それと、バージョンによっては色空間がおかしい場合があるので、「SDR Rec.709」に設定しておきます。
この設定になれば大丈夫ですので「OK」をクリックして閉じます。
Filmoraのプロジェクト設定の確認画面を解説
Filmoraを使おうとすると、動画の素材をタイムラインに追加したときにこのような確認画面がよく出てきます。
最初は何のことかわからないですよね。
この確認画面の解説です。
「メディアに一致」を選んだほうがいい場合
「メディアに一致」のボタンは、読み込んだ動画素材にプロジェクト設定を合わせます。
以下のような場合は「メディアに一致」を選んだほうがいいでしょう。
- フレームレート(fps)が違う場合
- 動画素材のアスペクト比(縦横の比率)を使いたい場合
例えば、こういう場合は「メディアに一致」を選んだほうがいいです。
メディア(=素材)のフレームレートが「29.97fps」で、プロジェクトのフレームレートが「30fps」です。
この場合「プロジェクト設定を保持する」を選択してしまうと、カクカクした動画になってしまう可能性があります。
できるだけ素材のフレームレートに合わせるよう「メディアに一致」を選択しましょう。
この場合、動画のアスペクト比は16:9のままですので変更されることはありません。
「プロジェクト設定を保持する」を選択したほうがいい場合
縦動画を編集したい場合などには「プロジェクト設定を保持する」を選択したほうがいい場合があります。
- プロジェクトのアスペクト比(縦横の比率)を使いたい場合
例えば、縦動画を編集しようとしていて、横動画の素材を使おうとするとこうなります。
縦動画の設定を保持したまま編集したい場合は「プロジェクト設定を保持する」を選択してください。
ただし、メディア(=素材)とフレームレート(fps)が合っているときだけにしましょう。
基本的には「メディアに一致」させて、フレームレートを合わせておいたほうがいいです。
アスペクト比は後からでも変更できます。
Filmoraで縦動画を編集するためのプロジェクト設定
YouTubeのショート動画やTikTokは縦動画になっていますが、Filmoraであれば縦動画もかんたんに編集できます。
ファイルメニューの「プロジェクト設定」を開きましょう。
プロジェクト設定のアスペクト比「16:9(ワイドスクリーン)」のところをクリックして「9:16(縦画面)」に変更します。
もしくは、縦動画の素材を使っている場合は「メディアに一致」を選択することでも縦動画を編集できます。
これでYouTubeのショート動画やTikTokの縦動画を編集できますね。
FilmoraはAmazonに公式ショップがあって、よくセール価格で売られています。
もしセールをしていたらお得に購入できますよ。
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