前回、画面の一部にモザイクをかける方法を解説しました。
このモザイクを動かしたいときがあります。
また画像などをスクロールしたいときもあると思います。
これらを動かすやり方はYMMで共通しているので、ここで解説していきます。
YMMでキーフレームを使って画像を動かす方法
まずは画像を動かす方法です。
このように画像をスクロールするような動かし方で解説します。
画像アイテムを配置したら、一番前に再生位置がある状態で、スクロールの開始位置を決めます。
次に画面右の「描画」でYの値を「直線移動」にします。
すると、プレビュー画面に白い四角が出てくるので、ドラッグしてスクロールの終了位置を決めます。
これで再生してみると、画像がスクロールしています。
どういうことかもうちょっと解説しますね。
右側の「描画」を見てみると……
「Y」が「-331px→直線移動→56px」となっています。
これは動画アイテムの開始が「Y=-331px」終了が「Y=56px」で合計387px移動する、ということになります。
キーフレームの考え方で言えば、動画アイテムの最初のフレームがアニメーション開始のキーフレームとなり、最後のフレームがアニメーション終了のキーフレームとなります。
縦に387px移動するのでスクロールして見えるわけですね。
YMMでキーフレームを使ってモザイクを動かす方法
ここまで解説してきたやり方を使ってモザイクを動かすこともできます。
このようにモザイクをかけたとしましょう。
「描画」のXを直線移動、Yを直線移動にします。
再生位置をモザイクエフェクトの一番最後のフレームに移動します。
プレビュー画面の白い四角をドラッグして、モザイク移動の終了位置を合わせます。
これでモザイクを動かすことができました。
現在のYMM4では、顔などに追従してモザイクを動かすことができません。
いつかできるようになるかもしれませんが、今のところは今回紹介した方法でモザイクを動かしてみてください。