わたしはFinal Cutを使ってYouTubeを収益化しましたが、動画編集の仕事をしようと思うとFinal Cutではなく業界標準のPremiereを使う必要があるかもしれません。現在、Adobeが無料体験をやっているので、とりあえず使えるようになるための使い方を解説していきます。
(実質)無料のAdobe Premiere Proをインストールする
最初に注意点があります。
Premiere Proが無料って、YouTuberが流行してから初めてのことだと思うのですが、実質無料です。7日間以内に解約手続きをすれば、料金が引き落とされませんが、無料の契約のあとは自動的に料金(と違約金)が発生するので注意してください。
Adobeのページにアクセスして「無料で始める」を押します。
ここでPremiereの「始める」をクリックします。
コンプリートプランも無料ですが、うっかり契約してしまうと危ないのでおすすめはしません……。
Premiereの無料体験のプラン選択になります。この2,700円のプランは年間契約です。もし7日間以上使ってしまうと、2,700円が返金されないだけでなく、解約しようとすると違約金が発生します。安全のために月額プランにしておきましょう。
メールアドレスを入力すると認証コードが送られてくるので認証コードを入力します。
カード情報が必要ですが、解約さえ忘れなければ無料で使えます。
ここまでくればあとは注意点は特にありません。「Creative Cloud」というアプリがインストールされて、そのアプリから自動的にPremiereがインストールされます。
特に問題なくインストールは完了します。
Premiere Proでカット編集をする使い方
Premiereを開いて「新規プロジェクト」をクリックします。
プロジェクトの設定になりますが、あまり深く考えなくても「OK」をクリックしておけば問題ありません。例えば、わたしのWindows機はRTX2060sのグラフィックボードを使っているのでレンダラーが「CUDA」になっていればよいのですが、だんだんとわかってくると思います。
Premiereが起動します。とりあえず「編集」画面に移動しましょう。
プロジェクトウインドウに動画をドロップして読み込みます。
タイムラインに読み込んだ動画をドロップして編集を始めます。
カット編集はこのレーザーツールを使います。
カットしたいところをクリックすると編集点ができます。
間の不要な部分を右クリックして「リップル削除」を選択すると、不要な部分が消去されて、後ろの部分がつながるように移動されます。
これを繰り返すとカット編集ができますが、YouTubeなどの動画を編集するときはこのカット編集を延々と繰り返すことになるので、この解説のようにレーザーツールを使うことはほとんどしません。こちらでカット編集のショートカットを解説しているので合わせて参考にしてください。
このサイトでおすすめしているFilmoraならもっと簡単にカット編集ができるので合わせて紹介させてください。
Premiere Proで字幕を打つ使い方
次はYouTuberのような字幕を打っていきましょう。「キャプション」画面に移動します。
「横書き文字ツール」をクリックして、プレビュー画面で字幕を打つ場所をクリックします。
字幕を打っていきます。
文章全体を選択して、フォントを決めます。
ここでは「M+フォント」という角ゴシックを使っています。
フォントのインストールについては、このサイトでおすすめしているFilmoraの解説でしているので合わせて参考にしてください。Windowsにフォントをインストールすれば使えるようになるので操作は一緒です。
フォントの大きさを大きくします。
「境界線」にチェックを入れます。
色をブルーやピンクにすると、目に優しくて見やすいのでおすすめです。
境界線の太さの数字をドラッグして太くします。
最後に「選択ツール」で字幕の位置を調整したらできあがりです。
この後は字幕を打っていくことになりますが、毎回このように字幕の設定をするのはあまりにも時間がかかるのでコピーして使っていくことが多いです。
いったん編集画面に戻ります。
コピーしたい字幕を「Alt」キー(Macの場合はOption)を押しながらドラッグすると複製されるので、次に字幕を表示したいタイミングにドロップします。
それから字幕の内容だけ書き換えれば、効率的に字幕を再利用できます。
カット編集と字幕ができるようになれば、あとは応用していくだけです。
実際にプレビューで再生しながら、イメージ通りの動画を作っていくことになります。