前回、こちらの記事でCapCutのオートカットアウトについて解説しました。
オートカットアウトは、自動的に背景をマスクして透明にしてくれる便利な機能です。
そこで今回は、背景が透明の素材をCapCutで使う方法について解説していきます。
注意:CapCutでは透過背景の動画素材は作れない
CapCutは、オートカットアウトで背景を透明にすることができますが、現在(バージョン2.0.0)では、背景が透過した動画素材を作ることはできません。
このように透明の背景は、黒の背景として書き出されてしまいます。
透明の背景に対応する(アルファチャンネルに対応する)ProRes 4444というコーデックには対応しているので、バージョンアップで出来るようになるかもしれませんが、今のところはできません。
ちなみに、Final Cutならできるので紹介しています。
CapCutで透過背景の素材を使う方法
上記のように、透過背景の素材を書き出すことはできませんが、透過背景の素材を使うことならできます。
例えば、画像編集アプリでこのような背景が透明の画像(PNGファイル)を作成します。
PNGという画像ファイルだと「透明」という情報が入っているので、普通にCapCutへインポートします。
そして、動画にかぶせるように配置すれば……
このように背景透過の素材として扱えます。
まとめ:CapCutで透過背景の素材を使う方法
以上、ご紹介したように、CapCutで透過背景の素材を書き出すことはできませんが、透過背景の素材を使うことならできます。
透過背景の素材は、例えば動画編集の仕事だとクライアントから提供されることが多いですが、自分で作るとなると、画像編集アプリか、Final Cutなど背景透過に対応した動画編集アプリを使う必要がありますね。
画像編集アプリであれば、無料のものでもPNG形式に対応しているので、比較的かんたんに背景透過素材が作れると思います。
あとは、CapCutは積極的にバージョンアップされているので、そのうち透過背景の素材を書き出しできるようになると思っています。
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