TikTokの運営会社がリリースしているCapCutデスクトップ版

無料で動画編集ができる上に、顔の加工まで出来るおもしろいアプリです。
今回は、CapCutで背景を自動で消すことができるオートカットアウトについて解説します。
画面はMac版で解説していますが、Windows版でもまったく一緒です。
この記事に関連して、「CapCutで背景が透明の素材を扱うときにはどうなるか」解説しています。
PC版CapCutで背景を消すオートカットアウト
CapCutには「オートカットアウト」という機能があります。
人物が映っている動画の背景を消す機能です。
背景だけ色をつけたいときも、背景だけぼかしたいときも、このオートカットアウトが便利に使えます。
日本語化した画面で解説していくので、必要であれば日本語化してください。
この、フリー素材の女性の動画を使います。
素材を読み込んで、タイムラインにドラッグします。
「カットアウト」をクリックして「オートカットアウト」にチェックを入れると分析が始まります。
分析が終わるとカットアウトが完了します。
再生してみると、背景が消えていますね。
しかし、背景が黒の画面になっています。
次は、背景をつけていきましょう。
背景をぼかしたい場合は、その次へ進んでください。
CapCutで背景に色をつける方法
「ベーシック」をクリックして、下にスクロールします。
「キャンパス」にチェックが入っている状態で「色」を選択します。
背景にしたい色を選択します。
これで、動画の背景に色がつきました。
なかなか、すごい機能ですね。
ただ、背景をぼかす機能が、バージョン2.3.0ではうまく動いていないようです。
そこで、ちょっとテクニックを使って背景をぼかしてみましょう。
背景ぼかしができない?CapCutで背景をぼかす方法
オートカットアウトした素材をコピーして、上に重ねる形でペーストします。
動画の最初に再生ヘッドがあれば、ペーストするだけで上に重ねてくれます。
下にあるほうの動画素材の「カットアウト>オートカットアウト」のチェックを外しておきます。
「エフェクト>動画エフェクト>ベーシック」にある「ぼかし」を下にあるほうの動画素材にドラッグします。
これで、背景ぼかしが出来ました。
CapCutの背景ぼかしのやり方
背景だけぼかすことがもっと簡単にできたらいいのですが、今のバージョンではここまで解説してきた方法で背景をぼかす必要があります。
もう一度、編集した結果だけまとめて解説しますね。
下のトラック(レイヤー)には、全体がぼけている背景動画が配置されています。
上のトラック(レイヤー)には、人物だけ切り取られた動画が配置されています。
上の動画と下の動画が合成されることで、背景がぼけた動画になります。
あとはエクスポートすれば、動画の完成です。
エクスポートはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
PC版CapCutの使い方まとめ
【日本語】PC版CapCutを英語版から日本語にする方法(Mac / Windows)
【Mac/Windows】PC版CapCutの書き出し設定について詳しく解説(Mac/Windows)
【Mac/Windows】CapCutのPC版で顔を加工・補正する方法とやり方
【Mac/Windows】CapCutのおすすめフォントと字幕の使い方
【Mac/Windows】CapCutにフォントを入れる方法とおすすめ日本語フォント
【Mac/Windows】PC版CapCutの縦動画や横動画の解像度について解説
【Mac/Windows】キーフレームとは?PC版CapCutで画像を動かす方法